今日は大好きな叔母の誕生日。
叔母はつい先日、4年間の闘病生活を終え他界しました。
最後の闘病は少し離れた病院で治療していて 住み慣れたこの街の病院の受け入れを調整している時でした。お誕生日の日は会いにいけると思っていたのに、、、、。
叔母は生涯、結婚せずに小さな雑貨屋さんを35年間営んでいて子供もいなかった事もあり甥姪の私たちのことをよく可愛がってくれました。
歳からはかけ離れた好奇心をいつも持っていて常に自分の審美眼を持っていました。
そんな叔母はまだ小さかった私たちに自分の価値観をもつこと、時間を大事にする事を常に教えてくれていたのです。
そして何も言わない時でも叔母の家や店に行くだけで 沢山の興味をそそられ無意識のうちに いろんなモノの「本物」を教わった様に思います。
成長した従姉妹たちみんなにとって叔母の存在は大きな影響を残している事は間違いが無いと思います。
そして私たちの子供の事も実の孫のように可愛がってくれました。
従姉妹たちの中で私だけが地元に残っていることもあって 私の長女は特に可愛がってもらったと思います。
叔母は病気になってからは食を特に気をつけるようになり、私の妊婦中の頃から体によいモノを沢山届けてくれ 私のこと子供のことを気遣う言葉をくれました。自分の闘病中なのにいつもいつも 気にかけてくれていたのです。
双子の妊娠中は長女と共に実家に帰っていて保育園の帰りに毎日、叔母の家に寄って遊んで帰ってきていました。
小さい頃の私がそうだったように 幼い長女にとっても 叔母の高台にある隠れ家のような家は わくわくドキドキする特別な場所だったのだと思います。そして叔母の家を出て実家までの坂道の途中「おばちゃ〜ん」と叫んで その隠れ家から叔母が手を振ってくれるのが日課になっていました。
誕生日やクリスマス、スペシャルな日には叔母の審美眼で選ばれたプレゼントがありました。
これは長女の2歳の誕生日プレゼント、「不思議の国のアリス」のポップアップ絵本。
ロバート・サブタの作品は素晴らしく精巧に出来ていて 大人でも感動は大きい。見る度に未だに発見はあるし、感動もなくならないのです。立体の飛び出す様もすごいけど、モノによって紙の素材感まで変えてあります。
叔母の店の名前に由来するこのお話は 人によって想像がそれぞれ違い、誰にとってもその想像力をフル回転させられます。きっと娘たちが見る歳によっても空想されるものは変わってくるのでしょう。
そんな叔母が身近にいてくれた事、長女にも私たちと同じように接してくれたこと ほんとに幸せに思うのです。
今日は叔母の誕生日、とっても天気の良い1日です。
私の父が作った娘の名前の畑があるのですが、生前そのすぐ横に叔母が植えた花、ヒヤシンスとムスカリ。
お誕生日の今日、綺麗に元気に咲いています。
ちょうど長女が帰り道に叔母に手を振っていた場所。
ムスカリのように寛大な愛で あの窓から笑ってくれてたようにいつも手を振って見守ってくれているのです。
長女の記憶から叔母がなくならないように毎年この花を見ながら叔母の話をしようと思います。
「ここから毎日 保育園の帰り道、あの窓に向かっておばちゃんに手を振ってたね。」と。